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調律について:::::::::::::::::::::::::::::

一般的に、「調律」と聞いて
”あぁ、年に一回、ピアノの音をあわせてもらうこと”って
思い浮かべる方が大半だと思います。

実際にどこの楽器店やピアノ技術者さんも、
「年に一回は調律をしたほうがいい、
音も狂うし、うんぬんかんぬん・・」とおっしゃられることが
多いと思います。
(ウチもそうですが・・・)

確かに一年という長い時間の中で、
ほとんどは温度・湿度の差で音が狂います。

でも、「弾かなければ気にならないし、
たまに弾いても音はちゃんと出てるし
狂ってなさそうですから大丈夫ですよ・・」って
お客様に云われこともあります。

ピアノを弾く人の、ピアノを弾くことのスキルの違いで、
音の狂いに対する許容範囲には幅がありますから、
一概に音が狂ってるから弾いていなくても
調律をするほうがいいと言われても、
なんとなく納得しづらい方も多いように感じます。

たとえばホールでコンサートなどを
催す時に使用するピアノ、
そのときの調律は本番前に1回、
リハーサル終わりにもう一度、
これが一般的な感じです。
また、「整調」「整音」という作業も必要に応じて行います。

きのう調律をしたから、
今日のコンサートは調律をしなくてもいい、
なんてことはありえません。
それはもちろんピアノを弾く人のスキルの違いで、
プロが使用するピアノの場合だからです。

ヨーロッパで生まれたピアノという楽器は、
その中でも群をぬいて複雑な楽器です。
構造の単純なバイオリンやギター、
管楽器でさえも保管する場合は
ケースに入れて保管することが普通におこなわれています。

調律・整調・整音について:::::::::::::::::::::::::::::

音律を正しく調整する 「調律」
タッチなどを調整する 「整調」
音色・音量を調整する 「整音」
この3つが、ピアノ・メンテナンス作業の中心です。

もちろん一般のご家庭で、
定期的にお寄りして行う「調律点検」でも
この3つの調整作業を行うのですが、
あるレベルのピアノを弾く方、
たとえば音大生やピアノの先生方など
グランドピアノをお持ちの方は
数年に一度は半日~一日程度お時間を都合していただいて、
「整調」「整音」を中心とした
ピアノ・メンテナンス作業を是非ともお勧めします。

コンサート・ホールでは、
大抵どこでも一年に1回から2回程度、
「全体点検」作業として
この3つの調整作業を2日間をかけて行います。

普段行うには時間がかかりすぎる「整音」作業、
じっくりと綿密にタッチなどを調整する「整調」作業、
そして「調律」も含め総合的に実施することで、
ピアノを最適な状態に仕上げていく作業です。

楽器は、弾き込むことによって鳴りが良くなっていきます。
しかし同時に、弾き込むことによって
タッチや音色のバラツキも出て来ます。

そのピアノの演奏操作性を向上させることは、
より良い音が鳴る楽器になっていくスタートだと考えています。

技術料金:::::::::::::::::::::::::::::

区  分料 金 内 容備 考
基本調律UP ¥15,000 GP ¥18,000 
年数空き※割増料金は頂きません 
ホール調律 Concert GP ¥20,000※コンサートタイプGPのみ
立合料1hour / ¥3,000
全体整調UP ¥38,000 GP ¥50,000※作業時間:5~8時間
整 音UP ¥20,000~ 
GP ¥40,000~
※要見積

※整調・整音については見積もりを兼ねた打ち合わせをお願いします。
※UPはアップライトピアノ、GPはグランドピアノの略です。
※学校関係など複数台の調律についてはご相談に応じます。
※上記価格には別途消費税がかかります。